中国社会科学院日本研究所の皆さんが議員会館に来られ、懇談しました。杨伯江副所長ら五人の皆さんで、全員が流暢な日本語を話されます。
2010年12月に日中友好議員連盟若手訪中団の一員として訪中した際に、北京の中国社会科学院日本研究所を訪問して懇談をしたことがあります。そのときの写真もお見せしながら懇談。
「中国の内外政策をどう見ているか」「日本共産党が日本政治で果たしている役割は」「安倍政権が進める改憲をはばむ見通しは」「参院選での野党共闘はどうなる」など様々な質問が出され、お答えしました。
午後から議員団関係の三つ会議とデスクワーク。
明日からの五中総に向け、党本部で幹部会が11時から開かれ、議論の上幹部会報告を確認しました。その後、国会に戻り、安倍総理との会談を終えて日本共産党国会議員団にあいさつに来られた玉城デニー沖縄県知事を迎えました。
大きな拍手で迎え、笑顔が弾けました。ロックコンサートなどでよく使われる「メロイックサイン」を若者たちが選挙中、「デニッてる」サインとして流行らせました。玉城知事と一緒に「デニッTEL」サインでパチリ。
その後、愛知県豊橋市へ。市田副委員長を迎えた演説会。須山参院選挙区候補、しもおく県議、豊橋、豊川、蒲郡各市議団と共に地方選、参院選勝利へ決意表明。沖縄県知事選勝利を受け、どの会場も大いに盛り上がります。沖縄のように闘い、安倍政権退陣、新しい政治を!
10時から全労連会館で開かれた憲法共同センターの運営委員会で国会報告。国会にもどり、京都北部の地方議員・予定候補や京都府議ら15人による西日本豪雨等の度重なる災害への国の支援制度の聞き取りや制度拡充の要請。倉林議員と共に同席し、市田さんも激励に。
文化財の復旧や農業施設・農機具の更新、被災店舗や設備への支援、急傾斜地での地元負担の問題など住民の実態を示して迫りました。具体的に活用できる制度、国や地方自治体にさらに改善・充実を求める課題なども明らかになりました。さらに力をあわせて、生活と生業の再建のためにがんばります。
続いて京丹後の米軍Xバンドレーダー基地問題で防衛省に申入れ。▽ドクターヘリの運行による停波要請に米軍は速やかに応じるよう確約させること▽米軍人・軍属による交通事故の詳細を明らかにし抜本対策をとること▽日米地位協定の抜本的見直し▽米軍基地の拡張・強化をやめ、撤去を――など要請。
停波は「米軍の運用上やむを得ない場合」は応じないこともある、七月の事故の詳細について米軍に照会しているが、回答がないなどの返答を聞くと、「どこの国の政府か」と言いたくなります。
終了後、国連総会での総理演説、日米首脳会談、日米物品貿易協定(TAG)について外務省等からレクをうけました。米国大使館がHPに掲載した和訳にTAGとの言葉はなく、米ペンス副大統領が「FTAに向けた交渉を始める」としていることも示して質問。
日本が過去に他国とTAGを結んだ例はあるのか、世界でTAGを結んだ国を承知しているのかと聞くと、いずれも「ない」。ではなぜ、TAGとしたのかと聞くと、分かりやすいようにとの答え。
要するに、今まで政府がFTA交渉をやらないと答弁してきたこととつじつまを合わせるための造語だということ。国民を欺くのはやめよ。
議員会館で開かれた日韓議員連盟の総会に出席。今年は、小渕恵三総理と金大中大統領による「日韓パートナーシップ宣言」20周年。改めて原点に立ち戻り、両国関係の発展を図ることがそれぞれの挨拶で強調されました。
ソウルで行われた記念式典や日本での行事について報告。李洙勲韓国大使から挨拶があり「南北首脳会談で戦争の恐怖は完全に解決され、非核化交渉に弾みがついた。日朝首脳会談の早期開催に期待する」と述べられ他のが印象的でした。
11月2日にはソウルで日韓、韓日議連合同総会が開かれます。
午前中は資料整理など。午後から赤旗東海北陸信越版の取材。その後日韓議連の総会に出席し、夜の新幹線で京都へ。
朝から議員会館で沖縄知事選でデニーさんの勝利を報道する各紙を読みました。沖縄の知事選で史上最高の得票。県民の喜びの声とともに、安倍三選直後に突き付けられたノーの声が政権に与えたショックの大きさも報道されています。
国会内で話をした全国紙の記者は「調査では3万票差と思っていたが、8万票差になって驚いた」と語っていました。官邸や与党に動員されて期日前投票に行っても、「玉城デニー」と書いた人が、出口調査ではそう答えなかった人がかなりいたようです。権力に屈しなかった沖縄の皆さんは凄い。
記事の中には、今後の基地建設を巡って、一部に、限られる県の対抗策」(「朝日」) 、「県が移設に抵抗する手段が限られていることは否めない」(「毎日」)とするものも見られます。
しかし、今後、国が承認撤回取り消し訴訟を起こしたとしても、追い詰められているのは政府です。その点では、「産経」が的確に書いています。
「政府は埋め立て承認の撤回を取り消すよう求める法的対抗措置をとる方針だ。事前の手続き不備を理由とした承認の「取り消し」をめぐる裁判では最高裁で県の敗訴が確定しており、今後行われる裁判でも勝訴できると踏む。
しかし、問題はその先だ。
辺野古の軟弱地盤の改良工事や設計変更について新知事の承認を得なければならない。防衛省幹部は「これまでは知事の承認を得ないで進められるギリギリの工事をしてきたが、それも限界に近づきつつある」と述べる。玉城氏は「あらゆる手法を駆使して、辺野古に新基地はつくらせない」とも語っており、移設工事が進まなくなる可能性は否定できない。」(「産経」10/1付)
この間政府は、反対の声を踏みにじって工事を強行し、県民に「もう無理だ」とあきらめを強いてきました。それに対し私たちは、「工事現場海底に軟弱地盤が発見され、設計変更が必要。知事が認めなれば、工事は進めらせれない。デニー知事を誕生させれば、辺野古基地は止められる」と訴えてきました。
基地推進派の「産経」だからこそ、今回のデニーさん勝利が建設推進にもたらす深刻な困難をリアルに受け止めているのでしょう。
デニーさんを先頭にたたかいを広げ、辺野古基地ストップ、普天間の即時閉鎖、返還を実現しよう!
辺野古基地建設問題で一昨日に続いて野党共同ヒアリング。埋め立て承認撤回で工事は中止され、辺野古の海上に設定された立入禁止の臨時制限区域の根拠がなくなっているにもかかわらず、設定されたままで警備が行われている問題に議論が集中しました。
「日本の海なのに沖縄県当局も許可なくては入れないのは主権に関わること。米側に見直しを提起せよ」と一致して要求。「沖縄県が見直しを求めたら、日米合同委員会で議論するか」との問いに対する「防衛省として、ニーズがあり臨時制限区域が必要と考えているので米側に提起する考えはない」という答えに「米側を忖度するのか」の声も上がりました。
デニーさん勝利で、基地建設ストップを重ねて突きつけ、辺野古の海を取り返そう!
今日は午前中は、障害者の雇用水増し問題で、辺野古に続いて、昨日報道された三菱電機で裁量労働制で自殺者を含む労災認定が5件もあった問題で、それぞれ「野党合同ヒアリング」。閉会中も野党共闘は進化しています。
ヒアリング後、京都へ。
中華人民共和国建国69周年と日中友好条約締結40周年祝賀会が都内のホテルで開かれ、山下、穀田両議員ら共に参加しました。
広い会場いっぱいの参加者。程大使は挨拶で、五月以来の日中間の流れを「春めいてきた」とのべて、関係改善を評価し、いっそうの前進を期待すると述べられました。
今朝の朝日新聞の一面トップ。「三菱電機 裁量労働制の三人労災認定、過労自殺も」――裁量労働制が拡大していれば、さらに犠牲者が全国の職場で増えたことでしょう。
野党共闘でデータねつ造問題を追及し、裁量労働制拡大を「働き方改革」一括法から削除させることができたことで、働く人の命が救われました。
明日は、この問題で野党共同ヒアリングも行われます。
「辺野古米軍基地建設問題 野党共同ヒアリング」に宮本徹議員と共に参加しました。通常国会中は11テーマ118回行われた共同ヒアリング。閉会中も障害者雇用水増し問題や北海道地震対策など新たな課題で行われてきました。辺野古問題で開くのは初めてです。
沖縄県が新基地建設の埋め立て承認を撤回したもとでも、辺野古の海が日米合同委員会合意に基づき常時立入禁止の「臨時制限区域」とされ、様々な警備がされていることへの指摘が続きました。
私が、防衛省の「地質調査報告書」に明記された現場海底の軟弱地盤で、地盤改良工事なしに現状計画は無理だとされていることで質すと防衛省は「さらに調査中だが現時点で、設計変更なしで可能とは言えない」と認めました。
設計変更には知事の承認が必要です。デニー知事になれば、埋め立て撤回を引き継ぐし、設計変更が出されても承認しません。辺野古の建設はできません。
必ず勝利しよう!
今日は議員会館で資料整理や打ち合わせなどデスクワーク。午後には自民党総裁選挙が行われ安倍氏が三選されました。安倍氏が総裁選で九条改憲に執念を燃やすのと対照的に、朝鮮半島では三度目の南北首脳会談が行われ、非核化と平和体制構築への新たな宣言が行われました。
本来、九条持つ日本がやるべき外交努力を韓国の文大統領がやり、安倍氏は閣僚の憲法尊重擁護義務も投げ捨てて、平和の流れに逆行する軍拡や九条改悪に暴走を続けています。選挙で勝利し、退陣させる以外ない、と決意を固めつつ、明日の北陸信越ブロックの一斉宣伝のために福井に向かいました。
午後から名古屋市へ。名古屋高裁でのイラク自衛隊派遣違憲判決から10年にあたり、愛知民報の企画で、同「訴訟の会」の代表だった池住義憲さんと対談。同判決は、自衛隊の活動地域が「非戦闘地域」ではなく、他国の武力行使と一体であり違憲としました。その正しさは、明らかになったイラク日報にでも裏付けられました。
このイラクにおける「戦争の真実」を隠ぺいしたまま、安保法制では、戦争中の他国軍隊への支援を従来の「非戦闘地域」から大きく広げました。こんな違憲立法は廃止するしかありません。同時に、同判決が「平和的生存権」を認めたことの意義も再確認し、九条改悪許さぬたたかいの力にと語り合いました。23日号に掲載予定。乞う洪ご期待。
京都に戻り、夜は田村智子副委員長を迎えて京都市南区での演説会。府会は定数三で山内よしこ府議を市会は定数五で、井上けんじ、森田ゆみこの二人の市議を持つ南区。沖縄知事選、府・市議選、参院選での連続勝利を訴えました。