午前中は外交防衛委員会で質問。冒頭、一昨日の委員会で佐藤外務副大臣が自衛隊員の服務の宣誓を引用して就任あいさつをした問題で、ただしました。
続いて、UAEへのドバイで行われた航空ショーに自衛隊輸送機C2を初展示し、輸出を狙っていることを質問。UAEやサウジアラビアなどの連合軍が、内戦中のイエメンに空爆を行い深刻な人道危機となっていることを指摘し、「C2の輸出は紛争に加担することになる。中止すべき」と小野寺防衛相に迫りました。
続いて、河野外相が自著で「日本は武器輸出もしていない。中東で戦争が起きても軍需産業が儲かる、という構図がないのも当事者の信頼につながる」と述べていることを指摘。「武器輸出すれば信頼が失われることになる」と質すと河野外相は「信頼は築くには時間がかかるが、無くなる時は早い。信頼を損なわないようにしたい」と答弁。
私は「信頼が崩れるのは早いとのはその通りだ。武器輸出で信頼が崩れることはあってはならない。中東との関係は外交と人道支援に徹すべき」と強調しました。
午後には、来週月曜日の日韓・韓日議連合同総会の安保分科会の勉強会。続いて、全建総連役員の皆さんと日本共産党の懇談会。建築国保への補助金確保やアスベスト問題うなど要望をお聞きし、充実した意見交換ができました。
夕方には、京都保険医協会から来訪され、要望書を受け取り懇談しました。
夜は、プールで1㎞。爽快!
午後から外防委で河野外相に質問しました。日本が国連に提案した核廃絶決議案が核兵器禁止条約を無視し、核軍縮義務を定めたNPT条約第6条や、2000年のNPT再検討会議で合意した「核兵器完全廃絶達成の核兵器国の明確な約束」を削除していることを指摘。
核保有国の意向に沿ってこれまでの国際的到達を反古にするものだと批判し、唯一の戦争被爆国として核兵器禁止条約に署名し、核保有国に働きかける立場に転換せよと求めました。
委員会の冒頭、元自衛官の佐藤正久外務副大臣が就任挨拶で自衛隊員の服務の宣誓――「事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に務め、もって国民の負託に応える決意だ」を引用し野党の抗議で委員会が中断しました。
「外務省の職員も命がけ」と言い訳していましたが、それならば政治家としての言葉で語るべき。憲法は、戦前の教訓から「文民規定」を定めています。実力組織の宣誓をそのまま使うのは余りも不適切だと批判しました。
委員会終了後、内戦状態の下で「世界最悪の人道危機」となっているイエメンの情勢と日本の対応について外務省から聞き取り。
午後から本会議。冒頭、北朝鮮のミサイル発射問題での糾弾決議を全会一致で採択。続いて、昨年度決算についての質疑。全大臣出席で行われ、日本共産党から田村智子副委員長が質問に立ちました。
本会議の前後は明日の外交防衛委員会の質問準備。核兵器禁止条約と日本政府が国連に提案した核廃絶決議の問題について河野外相を質します。16:30には質問通告。17:00から議員団会議でした。
15:20から20分間の質問です。
朝、目が覚めて、昨日の予算委の質問の報道を見ようとテレビをつけると、北朝鮮のミサイル発射のニュース。日本共産党は、「北朝鮮の弾道ミサイル発射を厳しく糾弾する――危機打開のための直接対話はいよいよ急務」とする志位委員長の談話を発表しました。
日馬富士の引退報道もあり、森友問題での予算委の重要な論戦はほとんど報道なし。きちんと報道してほしいですね。
今日から参院予算委員会。今日は民進党と自民党の質問で、日本共産党からはあす、辰巳コータローと、小池晃両議院が質問に立ちます。
昼休みには国民大運動実行委員会の議員会館前集会で挨拶。本会議代表質問や昨日の衆院予算委での宮本たけし議員の論戦を紹介しながら国会を報告をしました。
午後に開かれたオスプレイ飛行中止・配備撤回を求める院内集会」に日本共産党国会議員団から8人が参加しました。各分野・地域で奮闘されている皆さんと共に、沖縄から、ヘリパット問題で上京してこられた皆さんも参加され署名を提出。私は、東村高江の伊佐真次村議から受け取りました。
夜は麹町議員宿舎の総会後の懇親会に参加。所属委員会も違う他会派の議員とリラックスして話ができる貴重な場です。
午後から二つの院内集会に参加し挨拶む。一つは、「中国人強制連行の閣議決定75周年 今こそ全面解決を!」。戦時中に国策として中国人を強制連行し過酷な労働をさせながら賃金は未払い。最高裁判決を受けて一部企業との和解が進んでいますが、政府は動いていません。
集会で上映されたDVDで、なんと閣議決定当時の商工大臣は総理の祖父の岸信介。総理は、戦争の美化や九条改悪ではなく、この問題の解決に責任果たせ!
もう一つは、「修習給付金制度スタート!~充実した司法修習と司法制度の充実・強化について考える会」。ビギナーズネットの皆さんなどの奮闘で給費制が復活しましたが、廃止から復活までの貸与制で修習した「谷間世代」の皆さんが放置されています。
私は「与党の議員も、給費制廃止は判断を間違えたと語った。谷間世代の皆さんには何の責任もない。解決は政治の責任だ」と挨拶しました。
15時からは外交防衛委員会の理事懇。30日に外務、防衛両大臣の所信挨拶を聴取するとを確認しました。夜は議員団会議。
我が家は京大本部と隣接し、同じ町内になります。今年の11月祭のテーマは「戦争に加担した大学から平和を希求する大学へ 軍事研究するヒマがあったら、みんなで肩組んで騒ごうぜ」というのもの。なかなかおもろい。
今日は、企画の一つの「自由と平和のための京大有志の会」のシンポジウム「軍事研究と私たち」に参加しました。元京大学長の尾池和夫・京都造形大学長、前学術会議副会長の井野瀬久美恵・甲南大教授がお話し。
尾池氏は京大の歴史や大学の理念にも触れながら、井野瀬氏は学術会議声明の経緯や背景を詳述されました。「関心が薄い」と言われる若手研究者から四人発言があり、それを受けた御池、井野瀬両氏の発言は、知的刺激があり、実に面白かった。
市民の発言の中で、私も市民の運動の世論の役割について一言述べました。熱心な議論になり予定を45分もオーバーして終了。京都駅に向かうと、予定の新幹線には間に合わず。飛び石連休の最終日で、紅葉も見頃ということで京都駅はごったがえしており、指定は一時間半後の列車しか取れませんでした。
さあ、明日から衆参の予算委員会の論戦です。
防衛省が、UAEのドバイで行われた航空ショーに初めて自衛隊の新型輸送機C2を展示し、同国に売り込みをしている問題で、同省から聞き取りをしました。UAEは、サウジアラビアが主導し、イエメン内戦に介入する連合軍の一角。イエメンでは深刻な人道危機が。紛争に加担する武器輸出は絶対許されません。
午後には、日中友好議員連盟主催の中国共産党中央党校筆頭副学長の何毅亭氏ら六人の代表団を迎え、中国共産党第十九回党大会の内容についての学習会に参加しました。
東京高裁判決で国と建材メーカーの責任を認めた建設アスベスト訴訟について、日本共産党国会議員団として原告、弁護団等からヒアリングを行いました。
弁護団からこの間の原告勝利判決が覆すことのできない司法判断になっていることや、そのもとでの建材メーカーの変化などについてお話がありました。
その後のアスベスト被害で闘病中の原告と、夫を亡くされた原告のお話は胸に迫るものでした。長年の裁判ですでに8割の原告が亡くなっています。国が直ちに救済に踏み出すことが必要です。ヒアリング終了後、高橋千鶴子議員を責任者とするプロジェクトチームを立ち上げました。
17時からは日韓議連等主催の李洙勲駐日韓国大使歓迎会に小池、笠井両議院とともに参加。開会前に李大使と親しく挨拶しました。
今日は総選挙の新しい議員団の勢ぞろいの写真撮影。衆参26人で議事堂をバックに撮りました。前回は35人で撮った写真。9人の議席を失ったことは本当に残念ですが、一人ひとりこれまで以上に頑張るとともに、さらに共闘を前進させ、次回国政選挙で必ず雪辱を晴らす決意を新たにしました。
午後には国連総会第一委員会での核兵器廃絶に関する決議について外務省からレク。日本が提案した決議案に対しては、昨年から賛成がへり棄権が増えました。昨年の決議案によりも、核兵器の非人道性をめぐる表現が後退、長崎市長が「まるで核保有国が出した決議かのような印象を持つ」と述べたほど。
核兵器禁止条約制定の中心を担った国々が軒並み昨年の賛成から棄権に回りました。外務省は「日本政府の立場が変わったわけではない」「より幅広い、国々の支持をえるよう適切な表現にした」と繰り返しましたが、核保有国の側にすり寄った内容になっているのは明らかです。
石川県原爆被災者友の会の皆さんが3年かけて作り上げた被爆証言DVD「この空を見上げて」を送って頂きました。総選挙などあり、やっと今日見ることができました。同封されていたニュースでの西本会長の「差別と偏見の強い石川県で苦しみ続けた被爆者が名前と顔を出して語ることにどれだけの勇気が必要だったかご推察下さい」との言葉が胸に迫ります。この勇気を必ず生かしたいと思いを強くしました。
この間たまっていた家のあれこれの仕事を片付け、明日の富山県滑川市議選の告示第一声の応援の前泊に向かいました。