活動日誌

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「外交安保・核廃絶」の記事

 DSC00710.JPG今日は外務省から二つのレクを受けました。一つは、米国によるシリアへの空爆の問題。化学兵器の使用は許されない残虐行為ですが、国連安保理の決議もないもとでの空爆は国連憲章、国際法に反するもの。

 政府はシリア政府が化学兵器を使用したという確証も、アメリカの空爆の国際法上の根拠の確認もないままに「アメリカの決意を支持」と表明したもの。こうしたやり方はシリア問題の解決にも逆行します。

 もう一つはインドとの原子力協定。NPT条約非加盟国のインドとの協定は、核兵器禁止条約への反対とあわせ、唯一の戦争被爆国日本の政府が核兵器削減に背を向けていることを国際的にアピールすることになります。絶対許せません。

 昨日は、午後からフジテレビの番組、「女の事件簿」の取材。メルボルンで日本人旅行者五人が、スーツケースを取り換えられて知らない内に麻薬の運び屋にされ、15年の有罪判決をうけて収監された「メルボルン事件」についてです。

 2002年に法務委員会で質問をし、五人の救済とともに海外で容疑者とされた法人に対する通訳の派遣など大使館による支援の強化などを求めました。質問に至る経緯や当時の取り組みなどについてお話ししました。五月に放送されるようです。

 IMG_0771.JPG長野県飯田市議選告示日。現職の小倉高広候補の第一声で訴えた後、古川仁、後藤壮一各候補とそれぞれ街頭演説会で訴えました。市政では「リニアを見据えるのではなく、住民の暮らしを見据えた政治を」が大きな争点です。

 同時に、国政に対しても声を示す選挙。塚本幼稚園が行っていた教育勅語を暗唱させるような教育が安倍政権の下で復活が狙われ、現代版治安維持法である共謀罪の審議入りが強行されたことを告発。

 IMG_0785.JPG長野県ではかつて、白樺派の影響もあり自由主義的な教育が広がっていましたが、1933年2月4日以降、200人以上の教員を含む約600名が治安維持法で検挙されました。2.4事件です。以降、国策に従う教育が徹底され、長野県からは全国で一番多くの若者や住民が満蒙開拓に駆り出されたのです。

 特に県南地域からは多くの人々が動員されました。隣の阿智村には満蒙開拓記念館もあり、「二度と戦争をしてはならない」という思いが地域に刻まれています。私は「二度と戦争への道を歩んではならない、戦争する国への道、現代版治安維持法の共謀罪許すなの声は日本共産党へ! 」と心をこめて呼びかけました。

 IMG_0782.JPG終了後、中津川まで車でおくってもらい、名古屋経由で東京へ。

 ところで、前泊した昨夜のこと。名物は何かと調べると、飯田市の人口一万人当たりの焼肉店舗数は五軒以上で、全国の市の中で第一位!意外です。昔から畜産や狩猟が盛んだったことや、陸の孤島で色々なたんぱく質をとる習慣があったなど様々な肉の食文化が混ざり合ったため、とのこと。次来た時は食べよう。

  ACSA.JPG外防委で日米、日豪、日英物品役務相互提供協定(ACSA)の質問。戦争法により、他国軍への兵たん活動について、これまで「武力行使と一体化」し、憲法違反だとしてできなかった活動が可能とされたことをとりあげました。

 一つは、これまでの「戦闘地域」での兵たん活動。政府はPKOやイラク、インド洋での20年間の活動経験により、「現実に活動を行う期間について戦闘行為が生じないと見込まれる地域」を実施区域に指定できるようになったとして、「戦闘現場」以外は兵たん活動を可能としました。

 私は南スーダンPKOでも、情勢が急変して戦闘が起きていることをあげ、「停戦合意がされているはずなのに戦闘が発生している。20年間の活動経験があっても、戦闘行為が生じないと見込まれる地域の指定は困難ということだ」と指摘しました。

 もう一つは、戦闘行動への発進準備中の戦闘機への給油を可能にしたこと。政府が、「武力行使を直接支援するための情報提供は一体化が生じる」と答弁していることを示し、「油も情報も戦闘行動に不可欠。なぜ情報提供は武力行使一体化し、給油は一体化しないといえるのか」とと追及。

 政府からはどちらもまともな答弁はありませんでした。もともと海外での軍事行動を想定想定していない自衛隊の兵たん活動を拡大した戦争法の違憲性はいよいよ明らか。戦争法と一体のACSAは到底容認できません。

 現代版治安維持法、共謀罪が衆院本会議で審議入り。日本共産党から藤野保史議員が質問に立ちました。夜は日比谷野音で行われた共謀罪反対集会のデモ激励を四野党一会派で。3700人の参加で、激励は9時20分までかかりました。

日米ACSA.jpg  午前中の本会議で、米豪英との「物品役務相互提供協定(ACSA)」について安倍総理に質問しました。違憲の戦争法で米軍へ弾薬の補給や武器の輸送などの兵站を大幅に拡大したことに伴う改定であり、到底容認できないと強調。何時でも、どこでも、米国の戦争に兵站支援の体制を作るものだと批判しました。

 さらに、自民党の部会が総理に提出した敵基地攻撃能力保有の検討を求める提言について「これまでの政府の専守防衛の建前さえも崩し、公然と他国に攻め込む能力を持とうとするものであり、到底許されない」と批判。総理は「想定しない」としつつ「様々な検討を行うことは当然だ」と述べました。この部分はNHKニュースで報道されました。

 日米ACSA2.jpg午後には外防委の理事懇。ACSAについて来週の委員会から審議入りすることを確認。その後、参院改革協議会が開かれ、各会派から協議のテーマについて提案がありました。

 私は、審議の充実のための時間の確保や請願審査の改善、民主的運営の確保、民意を正確に反映し、一票の格差を是正する選挙制度改革等について提案しました。

IMG_0750.JPG 午前中の外交防衛委員会で核兵器禁止条約を取り上げました。同会議に反対した日本政府に対し、被爆者の「心が裂ける思い」「自国に裏切られた」との声をどう受け止めるのか岸田外相に質問。

 禁止条約が「核保有国と非保有国との分断を広げる」として政府が反対していることについて、NPT会議での全会一致での核廃絶への誓約を守らず分裂を広げているのは核保有国だと指摘。「核廃廃絶に背を向ける核保有大国に禁止条約への協力を迫ることこそが唯一の戦争被爆国政府の責任だと強く求めました。

 午後は明日の総理に対する本会議質問準備。戦争法と一体で、米国、豪州、英国の軍隊の兵站支援を拡大するための協定、ACSAの質疑です。昼過ぎに原案を関係者に送り、様々な意見をいただいて仕上げ19時ごろに通告終了。

 

 

 

DSC00253.JPG 午前中は本会議で給付制奨学金の法案の質疑。日本共産党から吉良議員が質問に立ち、規模、内容、財源など「誰でも経済的条件にかかわらず高等教育を受けられる」ものに程遠いと指摘し、ホンモノの奨学金を求めました。

 昼休みに外防委の理事懇。明日の質疑を決めました。午後はテレビ論戦対策会議のあと、国連核兵器禁止条約交渉会議への対応について外務省から聞き取り。夕方に明日の質問を通告し、さらに明後日の本会議での日米ACSA等の質問準備と続きました。

 17:30から開かれた参院本会議で来年度予算案が与党の賛成多数で成立。午前中は予算委の集中審議で仁比議員が共謀罪で、午後の締めくくり質疑では辰巳議員が森友問題で質問に立ちました。

 政治への信頼の土台を崩す森友問題の真相解明で予算委員会の相当の時間を使わざるを得なかった予算審議。30日で自然成立という制約の中、真相解明も幕が開いたばかりであり、本来予算審議で質すべき中身もたくさん残っています。

 今後も予算の集中審議を求めるとともに、各委員会での徹底質疑を進めていきます。

 核兵器禁止条約.JPGいよいよ今日から国連で始まる核兵器禁止条約締結の交渉の会議。国会内で「核兵器無くそう! 3.27大集会」が開かれ、多くの被爆者の皆さんも参加しました。日本共産党から大平、本村、斎藤議員が参加し、私が代表して挨拶。

 会議成功のために国連を訪問中の志位委員長、笠井政策委員長の活動や、国連会議に対する日本共産党の要請文章の内容も紹介しながら、国連会議を成功させ禁止条約の早期締結をと呼びかけました。民進党は初鹿議員が挨拶。

 明日は20:00からのBSフジのプライムニュースに出演します。後半国会について各党代表と討論します。

 IMG_0673.JPG参議院、衆議院の予算委員会でそれぞれ森友学園の籠池理事長の証人喚問が行われ、騒然とした一日になりました。

 10時から参院での喚問。次々と新しい内容の証言が出てきました。日本共産党からは小池議員が質問。籠池氏が自民や維新の政治家の名前を挙げた時は、どよめきが起きました。

 午後の衆院での喚問も併せて、疑惑は一層深まりました。首相夫人をはじめさらに証人喚問が必要です。

 午後は外防委の一般質疑。南スーダンPKOの日報隠蔽に関して、防衛省や官僚が特別防衛監察」を理由に答弁を拒否していることについて、防衛観察に関する訓令に国会答弁を拒否できる根拠はないことを指摘し、「特別防衛観察」を隠れ蓑にした自らの延命は許されないと追及しました。 

 さらに安保法制質疑で仁比議員が暴露した自衛隊統幕長の訪米記録の内部資料に関して質問。防衛省は「同一のものは無い」と答弁しながら、内部では情報漏えいとして捜査し、現職の自衛隊員が濡れ衣で人権侵害受けたと17日に埼玉地裁に提訴しました。

「無いはずものがなぜ情報漏えいの捜査対象になるのか」との質問に防衛省は逃げるのみ。しかも、仁比質問の翌日に秘密指定し、省内OAから同一・類似文書の削除を命じたことが、現役自衛官の訴状で明らかに。

 国会では無いといいながら内部で廃棄するのは日報問題と同じ組織的隠蔽だと追及しました。

 IMG_0669.JPG今日、参院の各常任委員会でいっせいに予算案の委嘱審査が行われました。外交防衛委員会で、軍事研究を行わないという過去の声明を継承するとした日本学術会議の新声明案について質問。

 同声明案が大学等に軍事研究資金を出す防衛省の制度を「学術の健全な発展という見地から問題が多い」と断じたことを示し、稲田防衛相に「重く受け止めよ。防衛省資金はやめ、基礎研究予算の増額を」と迫りました。

 IMG_0670.JPG明日も質問。午後からF35戦闘機の問題、防衛省の資料隠ぺい問題について連続レク。19時頃通告しました。

 明日は注目の籠池氏の証人喚問です。午前中は参院予算委での喚問を傍聴。午後2時から外防委で質問。

 午前中はODA特別委の予IMG_0665.JPG算委嘱審査で質問。モザンビークでのODA、プロサバンナ事業について質問。

 午後は外防委で質問し、稲田大臣の教育勅語礼賛発言を追及。その中で示したのが、2012年に大臣が靖国神社で行った驚くべき講演。

 「憲法を舐めるように勉強し、牛乳瓶のふたのようなメガネをかけた裁判官がいっぱいいる。視野狭窄になってしまい...(法曹界には)今の憲法が正しいと信じている憲法教という信仰宗教がはびこっている」というもの。

 裁判官が憲法に基づいて職務を行うことを揶揄。こういう裁判官が間違った判決を書くとも述べています。これでは、司法が成り立たなくなります。憲法尊重擁護義務を持つ大臣の資格無いとして辞任を求めました。

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