通常国会が始まりました。初日から、市民と野党の共闘とおごり、暴走する安倍政権とがぶつかり合う一日でした。
10時から本会議で議席指定や特別委員委の設置を議決。今国会から、議員運営委員会への党議員の割り当てが2人になりました。その後、各特別委で委員長の選任等を行った後、議員団総会。
志位委員長が27回党大会の成果を全面的に生かそうと挨拶。棚橋事務局長の退任と藤井新事務局長の就任が報告され、それぞれ挨拶。棚橋さんは19年以上も務められ、私も初当選の時からずいぶんお世話になりました。ありがとうございます!
12時から総がかり行動実行委員会の開会日行動。日本共産党からは16人の議員が参加。4野党1会派の挨拶があり、昨夜に続いて私が挨拶しました。挨拶中、雪がちらつきました。寒い! でも参加者は熱い!
13時から開会式に出席。14時からは共謀罪の提出に反対する院内集会。会場いっぱいの参加者で、ここにも4野党1会派の議員が参加。日本共産党から仁比議員が挨拶。
15:30から本会議で政府四演説。安倍総理の演説は、南スーダンPKOの駆けつけ警護や原発再稼働などには一言も触れず、例によって都合のいい数字をならべてアベノミクスの成果なるものを自画自賛するだけ。
一方で野党に対し、現実を見ず批判ばかりで提案がないと中傷。野党が提案した長時間労働の規制法案などの審議に応じてこなかったのが政府・与党。「現実を見ていないのはどっちだ」と思わず声をあげました。
17:00から参院与野党国対委員長会談。臨時国会での強引な運営を行わないよう求め、少数会派の審議時間の確保や総理訪米後の報告と質疑など求めました。
18時過ぎの新幹線で京都へ。二週間ぶりの我が家。
明日から通常国会。今日はその打ち合わせや準備などの一日。午後には、参院会派「希望(自由、社民)」の木戸口議員が通常国会前の挨拶に来訪されました。
党大会での小沢党首の挨拶にお礼を述べ、木戸口さんが党大会議案を読了して下さったことを岩手県委員長が発言し、評判でしたと紹介すると、「『赤旗』に載ってましたね」との返事でびっくり。しっかり読んでくださっています。今国会でのいっそう連携をすすめることなど話し合いました。
夜は、今年最初の総がかり行動の「19日行動」。冷え込む中たくさんの参加者でした。民主・近藤昭一、社民・吉田ただとも、「沖縄の風」・糸数敬子の各代表や総がかりの福山共同代表に党大会での来賓挨拶にお礼を述べました。
私は党大会での史上初の野党の来賓挨拶を紹介しつつ、反原連のミサオ・レッドウルフさんも「路上で流してきた血と汗を政党はくみ上げて」と挨拶されたことにもふれ、「皆さんの声がこの野党共闘を進めた。さらに前進させ、安倍政権打倒、新しい政治を」と訴えました。
モロッコのラバト空港を13日の午後に出て、パリでの2時間の乗り継ぎ時間をはさみ、17時間かけて羽田空港に無事到着。
15時前についたので、宿舎に荷物を置いてから議員会館でこの一週間の資料の整理や新聞などに目をとおしました。
明日から伊豆で党大会。明後日からは国会召集前の対応もあり慌ただしくなりますが、さらに詳しい訪問記をアップします。それにしても東京は寒い。
写真はラバト空港の貴賓室。
参院スペイン・モロッコ訪問五日目。伊達議長をはじめ全体はUAEのドバイに立ち寄って日本に戻りますが私は党大会出席のために一日早く帰路に就くことになります。
空港に向かう途中にウダイヤのカスバに立ち寄りました。ブーレグレグ河が大西洋に流れ込むの河口にある城壁でおおわれた要塞の遺跡。12世紀に築かれた城壁を利用し17世紀に作られたもの。
城壁の中は壁が青と白で統一された住居や商店、カフェが並ぶおしゃれな街。かわいい猫がたくさんいました。ここで全体と別れ、私は現代美術館も鑑賞して昼前にラバト空港に到着。これからパリ経由で日本に帰ります。
参院スペイン・モロッコ公式訪問五日目。北アフリカは古くから文明が栄えた地域で、首都ラバトにも遺跡が残っています。
まず、紀元前のローマ時代の遺跡であるシェラ遺跡に立ち寄りました。当時の邸宅や浴室の跡などがあります。続いてモハメッド五世廟を訪れ、献花しました。
その後、モロッコ参議院を訪れ、エル・アンサリ副議長と懇談。
50社以上の日系企業が進出し雇用を創出していることやODAによる貧困や教育への支援などへの謝意が述べられいっそうの議会間交流の促進が提案されました。
マスコミ取材も多数あり、注目の高さをを感じました。続いて本会議場を見学。赤を基調としたモダンな装飾と、伝統的な細かい彫刻が調和したものでした。
お昼は、「日系企業連合会」の会員の皆さんとの昼食会。様々なご苦労や今後の課題、展望をお聞きしました。モロッコの人たちは親日的で、
海鮮料理が美味でした!実は日本のタコの輸入元一位はモロッコでイカもたくさん輸入しているのです。
その後、メディナ(旧市街)の市場を視察。 色鮮やかで、精巧な工芸品が所狭しと並んでいます。
夜はモロッコ参院主催の夕食会。民族楽器の演奏を聴きながら、タジン鍋の料理やクスクスなどモロッコ料理を味わいました。
ここでもモロッコ参院側からの話題の中心は、日本からの投資や日本への輸出の拡大。私からは、最近のモロッコ観光の人気の高まりといっそうの観客増の可能性などについてお話ししました。
モロッコでは昨年十月の衆院選挙で、イスラム穏健派の「公正と発展党」が第一党となり、引き続き現職のベンキラン氏が首相に任命されました。単独過半数を獲得できなかかったため、連立政権を模索中ですが、いまだに目途が立っていません。そうした難しい状況のなかでありながら、歓迎をしていただいたことに感謝です。
参院スペイン・モロッコ訪問4日目。朝マドリッド空港を出て1時間半で第二の訪問先モロッコのカサブランカに到着。空港にエル・アンサリ参院副議長がわざわざ出迎えに来て下さいました。
学生時代にキューバに行った際にカサブランカで乗り換えて以来30年ぶりで、初めての入国です。昼食は「リックスカフェ」。そう、映画「カサブランカ」の舞台となったお店です。
と、言っても撮影はほとんどハリウッド。観光客向けに作られたお店ですが、映画の舞台を再現しています。ハンフリー・ボガード気分でパチリ。
首都ラバトに移動する途中にハッサン2世モスクに立ち寄りました。1993年に建立され、約6000坪の広さで25000人を収容する世界で3番目の大きさ。ミナレットの高さは200mで世界一とのこと。ラバトに到着し、 夜は大使公邸で現地情勢のブリーフと夕食。
参院スペイン・モロッコ訪問三日目。午前中に、ガルシア=エクスデロ議長を表敬訪問し、本会議場など上院内を視察。大変歴史ある建物でかつては修道院だったとのこと。図書館には日本の貴族院の議事録があり、びっくりしました。
引き続き上院主催の昼食会。議長や各党の上院幹部の皆さんと両国の経済状況や社会保障の課題、失業や少子化克服など様々なテーマで懇談。両国の課題に共通点が多いことが話題に。今後、それぞれの議連活動の強化への努力を確認しました。
午後には、パストール下院議長を表敬訪問。議長は女性で、同席した副議長も4人中3人は女性。日本の遅れを痛感。下院は日本の衆院とほぼ同じ機能ですが、上院は266議席中58議席は州議会から任命され、地方を代表する議会。議事堂も日本のように一体ではなく、上院から約500m離れた場所にあります。下院の議事堂も荘厳でした。
下院からホテルに戻る途中でプラド美術館に立ち寄りました。ベラスケスやエル・グレコ、レンブラント、ルーベンス・ゴヤなどの大作や、 「裸のマヤ」と「着衣のマヤ」が並んで展示されているなど、普通なら半日かかるところを1時間足らずの駆け足鑑賞になり残念。
我々が出る頃に急に入場者が増えたと思ったら6時以降は無料とのこと。これはいいですね。
夜はスペインの海鮮料理。パエリアやアヒージョもいただきました。美味。ボリュームもたっぷりで、「スペインは残すのが当たり前」と言われますが、ついつい食べすぎます。
参院スペイン・モロッコ公式訪問二日目。マドリードを出て車で一時間余りでトレドへ到着。ある風力発電世界一の電力会社イベルドローラ社の「再生可能エネルギーオペレーションセンター」を視察しました。
国内だけで200以上ある同社の風力発電施設等の状況をリアルタイムで制御。メキシコやブラジルなどで契約している海外の施設も制御しているのには驚きました。電気全体の供給状況や一つ一つの風車の稼働状況やトラブルを大画面で瞬時に把握できます。
稼働率を向上させて安定供給を進め、電力に占める比率40%という、再生可能エネルギー先進国スペインを支えています。
水上正史大使からスペインの政治経済事情等についてブリーフィングを受けた後、旧市街地へ。トレドは、町全体が世界遺産に登録された古都で、画家のエル・グレコが活躍したことでも有名。トレド大聖堂の荘厳さは言葉に表せません。
マドリードに戻り、ピカソの「ゲルニカ」のあるマドリードのソフィア王妃芸術センターへ。スペイン内戦時の1937年にドイツ空軍によるゲルニカへの無差別都市爆撃を描いたもので349 cm × 777 cm。パリで書かれ万博で展示された後、アメリカやヨーロッパでも展示され、フランコ死去後にスペインに戻りました。
10年くらい前に京都の国立近代美術館でピカソ展があり、原寸大の写真複製が展示されました。以来、ぜひ、現物が見たいという願いがかないました。作品の前に立つと怒りと悲しみが迫ってきて、しばらく動くことができませんでした。
夜は大使公邸でスペイン在留の経済界の邦人の方々との夕食会。現地でのご苦労やスペインの魅力などお聞きできました。
年明けから一週間、初詣宣伝や新春の集いなど、各地で「市民と野党の共同を広げ、政治を変えよう」と訴えてきました。今日8日から14日まで海外に出かけます。
スペイン上院議長、モロッコの参院議長の招待で両国を伊達忠一参院議長、自民、民進、公明、維新の各会派代表と共に公式訪問します。スペインではガルシア・エクスデロ上院議長、パストール下院議長をモロッコではエル・アンサリ参院副議長を表敬訪問し懇談。各地で在留邦人の皆さんとの懇談会も行います。
楽しみなのはスペインのトレドで電力会社・イベルドローラ社の「再生可能エネルギーオペレーションセンター」を視察すること。スペインは再生可能エネルギーの先進国で、発電量に占める再生可能エネルギーの比率は約四割。とくに風力発電は二割を占めています。同社は風力発電では世界第一位です。
第二十七回党大会の決議案では、「二〇三〇年までに電力需要の四割を再生可能エネルギーで賄うという目標をもち、地域環境に配慮しながら、それを実行する手だてを着実にとることを提唱する。この目標は、世界の再生可能エネルギー先進国に追いつくための最低限の目標である」としています。そのために何が必要か大いに学びたい。
党大会直前、通常国会直前の慌ただしい日程ですが、各国との交流で友好を深め、世界経済、失業、テロ、難民問題など様々な課題をしっかり見聞し今後に生かします。
できるだけ現地からも発信します。ご覧ください。
参院議長一行スペイン・モロッコ公式訪問一日目。メンバーは伊達忠一議長、自民党・吉田博美参院幹事長、民進党・小川敏夫議員会長、公明党・魚住裕一郎議員会長、維新の会・儀間光男参院幹事長代理と私の6人。
羽田を8日の11:20に出発し、フランクフルトでの2時間の乗り継ぎ時間を挟んで16時間。現地時間の8日20:00にスペイン・マドリードに到着しました。空港でガルシア・エスクデロ上院議長の出迎えを受けました。時差は8時間で、日本時間では朝の4時。眠い。
ホテルに入った時、ロビーにある大きなクリスマスツリーにびっくり。カトリック国であるスペインのクリスマスのお祝いは、イブから年末年始を挟んで1月6日の東方三賢人の日まで続き、プレゼントも6日にもらうのが一般的とのこと。