京大で開かれた「軍学共同」反対シンポジウムに参加しました。安保関連法に反対する学者の会の主催。岡野八代同志社大大学院教授の司会で進められ、広渡清吾・前日本学術会議会長(写真)、井野瀬久美子・日本学術会議副会長の挨拶のあと第一部として「軍学共同の現在と学術の将来と題した池内了・名大名誉教授の基調講演。
第2部は防衛省の安全保障技術研究推進制度をめぐって、武器輸出ネットワークの杉原浩司さん、小森田秋夫・日本学術会議第一部部長の報告。第3部は「大学の学術と財政、現状と問題」と題して、金子元久さんの報告。3時間半があっという間の充実したシンポジウムでした。
会場の法経4番教室は法学部の大講義が行われる場所。ここに3時間半も座っていたのは40年近く前の学生大会以来でした。
午前中は京建労伏見支部の大会と伏見区の春日野支部演説会。シンポの後は上京区の後援会事務所開き。終了後、東京へ。
10時からの本会議では決算の討論・採決など15本も採決があり、ボタンを押し間違えないよう気を付けて臨みました。日本共産党から田村議員が討論に立ちました。
終了後、国会要請に来られた長野民医連の皆さんと懇談。2/10にも来られた若い職員の皆さんが、その報告を載せて職場に配られた「社保ガールズ♥日記」もいただきました。若い皆さんがこうして国会を身近に感じ、政治を変えようと思ってもらうのはうれしいですね。
午後から議員会館で開かれた国民大運動実行委員会等による「国民要求実現 院内集会」で国会情勢報告。市民・国民の運動と共同の力が野党の選挙協力を実現し、より強固になり、政策的一致も発展していると強調。「さらに力強い共同で、必ず沖縄県議選、参院選で勝利を」と訴えました。
夜は、国会・霞が関の「京大同窓会」。京大から山極総長をはじめたくさん参加してくださいました。伊吹文明会長や山極総長の挨拶等に続き、川端衆院副議長の乾杯。この間、レクに来てくれた省庁の職員の方が実は京大OBで参加していたりして、さまざまな懇親ができました。
夜遅く行われた、日米首脳会談後の記者会見。生中継で見ましたが、沖縄の女性殺害事件についてオバマ氏からは謝罪の言葉はなく、両者とも「再発防止策」を繰り返すだけ。結局、「できることはすべてやる」というのは「できないことはやらない」ということに過ぎないことが明らかになりました。これだけ国民の命の尊厳が踏みにじられてもアメリカにものが言えない姿です。
午前中の外交防衛委員会でドイツ、チリ、インドとの三つの租税条約の審議。パナマ文書が暴露され、タックスヘイブンでの大企業・大資産家の税金逃れに大きな怒りが広がっています。
租税回避のための国際的取り組みを議論してきたOECDのBEPS報告は「グローバル企業は価値が創造されるところで税金を払うべき」と強調しています。ところが三条約とも「価値が創造されるところ」=源泉地国での課税をさらに軽減する内容です。
大企業が一貫した要望に応えたもの。求められている対策と逆行するものとして反対しました。
午後からは資料整理など。17時から院内で開かれた「緊急シンポジウム――辺野古が問う日本の地方自治の在り方」に参加しました。
許しがたい事件。怒りを込めて質問しました。沖縄県うるま市で20日の女性が遺体で発見され、元米海兵隊の男が逮捕されたことを拉致問題特別委員会で岸田外相に迫りました。
「米に抗議した。綱紀粛正と我々が納得のいく再発防止策を求めている」という外相に、「戦後、事件のたびに綱紀粛正と再発防止策の言葉が繰り返された。県民はもう聞きあきている」「納得のいく再発防止策というが、これまでは納得がいかなかったのか」と反論。
外相は「これまでも日米が最善を尽くしてきた」との答弁。私は「最善をつくしても事件が続いている。基地ある限り、事件はなくならないということだ」と強調し、「基地撤去こそもっとも有効な再発防止策」という地元紙の社説も示して、基地撤去を求めました。
午前中の本会議では、盗聴拡大、取り調べの一部のみの可視化で冤罪をまねく刑事訴訟法改悪法案の採決が行われ、仁比議員が怒りの反対討論を行いました。
質問終了後、すぐに京都に戻り、「米軍基地いらない京都府民の会」の緊急学習会で、「安倍内閣による戦争法施行と危険な動き、そして京丹後米軍基地」と題して講演。今日の質問も紹介し、「沖縄で基地ある限り事故は無くならないと基地撤去の声が広がっている時に、逆に、基地がつくられたのが京都。一刻も早く撤去させよう」と訴えました。
7:30から日弁連・弁護士政治連盟の皆さんと日本共産党国会議員団との朝食懇談会。日弁連中本会長、弁政連山岸会長をはじめ役員の皆さんと様々な課題で意見交換ができました。
午前中は まず、富山と石川の医労連の皆さんが来訪され、医療、介護の充実の要請を受けました。懇談では両県の野党統一候補の話題に。統一候補ということで労組としても支援するとのこと。従来の枠を超え支援が広がっています。
続いてGW中の日中外相会談について外務省からレク。午後から外防委で、米空母艦載機の離発着訓練での米軍厚木基地の使用について質問。政府は艦載機の岩国基地移駐後は原則として厚木は使用しないと答弁してきました。ところが11日に米海軍幹部が「移駐後も予備飛行場として使用する」と発言。「政府の従来見解と違う。騒音被害を続けるのか」と追及。厚木でも岩国でも騒音被害もたらす訓練はやめよと求めました。
戦争法廃止の2000万人署名が全国で1200万集まり、戦争法が強行された19日である今日、国会提出集会が開かれました。16時から、総がかり行動実行委員会の皆さんの輿石東参院副議長への署名提出の報告と挨拶に民進党議員とともに同行。今日は四野党の党首会談も開かれました。
夕方には明日の拉致特での質問通告。夜も議員会館前で毎月19日の総がかり行動による集会が開かれています。
午前中の外防委で、防衛省の有識者検討会が提言した、武器輸出への貿易保険の適用について質問。経産省は「制度的に可能」とし、「赤字になれば国が財政措置を行う」と税金投入を明言。「武器輸出を国策として推進することになる」と検討中止を求めました。
衆院本会議前の代議士会に衆院北海道五区補選で市民と野党の共同候補として大奮闘された池田まきさんが挨拶に来られました。全国を励ました素敵な笑顔。今も全国から暮らしの苦しみを訴える手紙が来るそうです。紙さん、畠山さんが花束を渡し、これからも力を合わそうと拍手を送りました。
15時すぎから、憲法25条を守る5・12共同集会の請願デモを激励。先頭の隊列には車いすの方も含め障害者の皆さんが歩かれていました。東京の最高気温は28℃。日差しの強い車道を歩くともっと大変だったと思います。命がけの行動です。
皆さんと「憲法25条を守れ!」「国民に自己責任を押し付けるな!」「国の責任で社会保障を拡充しろ!」「社会保障、社会福祉の予算を増やせ!」「戦争法は廃止しろ!」「憲法9条を守れ」とシュプレヒコール。デモが終わるまで一時間もかかりました。
写真は「生活保護の引き下げアカン! 大阪の会」の皆さんの横断幕。イラストと一緒に「みかん おかん やかん あつかん アカンオールスターズ」。さすがおもろい。お疲れさま! がんばろう!
外交防衛委で二回の質問。午前の質問では総理が民間経済人を同行して外遊する「トップセールス」問題を質問。第二次安倍内閣で初めて総理専用機に民間人を同乗させ、12回でのべ31ヵ国を訪問、のべ599社1968人が同行したこと明らかに。まるで大企業のセールスマンです。
午後の質問では自衛隊の練習機TC-90をフィリピン海軍に貸与する問題で質問。海自の潜水艦や艦船のフィリピン、ブラジル寄港など四月以降、南シナ海での自衛隊の活動も活発化しています。中国に対するけん制ですが、軍事的対応は緊張を増すだけ。対話による外交的解決こそと求めました。
午後に、参院富山選挙区の野党統一候補の道用えつ子さん(12日に調印予定)が国会に挨拶に来られました。藤野衆院議員と共に懇談し握手。「ふつうの主婦」が、何かしなければと地元の国道沿いでたった一人で「安保法案反対」のスタンディングを始め、だんだんと仲間が広がり、ついにみんなに推されて「市民と四野党の代表」になられました。
市民と野党の共同で立憲主義を取り戻す、今度の参院選挙を象徴するような方。やさしい語り口のなかに、みんなの声を届けたいという強い意志が込められていました。すばらしい!
五月晴れの京都。午前中は穀田衆院議員、大河原参院選挙区候補とともに街頭演説。午後は山科区の音羽公会堂で「党と後援会のつどい」。この会場でお話しするのは久しぶりのこと。たくさんの方々が参加してくださいました。
今日は母の日なので、母親の願いと憲法について話してみました。あの戦争で愛する息子を戦場で失ったたくさんの母親の涙が憲法九条に込められ、二度と海外で戦争しないと誓いました。
その思いは母親大会のスローガン「生命(いのち)を生みだす母親は 生命(いのち)を育て 生命を守ることをのぞみます」となりました。憲法を守り生かす国民の世論の下で日本は戦争で一人の外国人も殺さず、戦死者を出してきませんでした。
それを踏みにじり安倍政権が戦争法を強行したときに、若いママたちが「誰の子どもも殺させない」と声をあげ、「ママの会」が一気に広がりました。受け継がれてきたこの母親の思いを必ず生かし、参院選で戦争法廃止、立憲主義回復の審判を下そう!
昨日のしんぶん「赤旗」の一面に載った「米製武器購入4657億円 15年度FMS安倍政権で3.5倍 井上議員調べ」の記事。私の求めに防衛省が提出した資料に基づくものです。
今年度の軍事費は当初予算として初めて5兆円を超えましたが、その中身も海外で戦争する国づくりを進める安倍政権の下、高額な米製武器が急増していることを示しています。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-04-29/2016042901_03_1.html
日本共産党静岡県委員会がこれまで集めた戦争法廃止の2000万人署名を島津、本村両衆院議員とともに、たけだ良介比例、鈴木ちか選挙区の両参院候補らから受け取りました。到達は9万400筆です。この署名が、全国での野党と市民の共同を作り出しています!
午後には、熊本地震での自衛隊の救援活動について防衛省からレクを受けました。その後、関西建設アスベスト京都訴訟の原告団の共同代表の寺前晴美さんが、京建労の巽さんと共に議員会館に来訪。全面解決への要請を受けました。寺前さんは、亡くなった京都の原告団長の娘さん。お父さんにお世話になったことをお話しし、奮闘をお約束。
16時から裁判官訴追委員会。17時からは司法修習生への給費制実現を求める日弁連の院内集会。与野党から多数の国会議員が参加しました。