活動日誌

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「外交安保・核廃絶」の記事

DSC00339.JPG 今日は「戦争法廃止の国連連合政府を実現しよう」と京都市内、府南部の三カ所で訴えました。

まずは、精華町での国会報告会。つづいて京都駅前で樋口英明京都市議とともに街頭演説。夜は宇治市での演説会。精華町、宇治市では大河原参院京都選挙区候補と共に訴えました。

 精華町では町長選と同時に行われる町議補選の加藤せいじ候補も決意表明。宇治市では、城陽ナザレン教会牧師の末吉貞雄さんもお話ししてくださり、戦争法廃止の国民連合政府への期待の声をいただきました。

 国会報告会も演説会もたくさんの皆さんが参加してくださり、戦争法廃止の国民連合政府への期待の大きさを実感しました。

 京都大学の教員らでつくる「自由と平和のための京大有志の会」の皆さんと懇談し、「戦争法廃止の国民連合政府」の提案をめぐって意見交換をしました。

 「有志の会」から発起人の藤原辰史准教授、駒込武教授、小関隆教授が参加し、日本共産党から大河原としたか参院選挙区候補らが参加。私から、提案の内容とそれに基づく各党、各分野との対話状況等についてお話し、三氏からは「個人的意見」としつつ、提案への積極的評価とともに様々なご意見をいただき、とても有意義なお話ができました。

 「京大有志の会」による「安保法制」等に対する声明書は、各国語に訳され、子どもの言葉でも語られ大きな反響を呼びました。強行採決後の「明日のための声明書」も評判を呼んでいますので、紹介します。

●明日のための声明書

わたしたちは、忘れない。
人びとの声に耳をふさぎ、まともに答弁もせず法案を通した首相の厚顔を。
戦争に行きたくないと叫ぶ若者を「利己的」と罵った議員の無恥を。
強行採決も連休を過ぎれば忘れると言い放った官房長官の傲慢を。

わたしたちは、忘れない。
マスコミを懲らしめる、と恫喝した議員の思い上がりを。
権力に媚び、おもねるだけの報道人と言論人の醜さを。
居眠りに耽る議員たちの弛緩を。

わたしたちは、忘れない。
声を上げた若者たちの美しさを。
街頭に立ったお年寄りたちの威厳を。
内部からの告発に踏み切った人びとの勇気を。

わたしたちは、忘れない。
戦争の体験者が学生のデモに加わっていた姿を。
路上で、職場で、田んぼで、プラカードを掲げた人びとの決意を。
聞き届けられない声を、それでも上げつづけてきた人びとの苦しく切ない歴史を。

きょうは、はじまりの日。
憲法を貶めた法律を葬り去る作業のはじまり。
賛成票を投じたツケを議員たちが苦々しく噛みしめる日々のはじまり。
人の生命を軽んじ、人の尊厳を踏みにじる独裁政治の終わりのはじまり。
自由と平和への願いをさらに深く、さらに広く共有するための、あらゆる試みのはじまり。

わたしたちは、忘れない、あきらめない、屈しない。

自由と平和のための京大有志の会

 DSC00318.JPG参議院のドイツ派遣4日目。朝、ベルリンを立ち、空路フランクフルトへ。空港から車で、ヘッセン州の州都ヴィースバーデンに行きました。町の中心部が世界遺産に登録されており、とても雰囲気のある町です。その中でもひときわ美しい建物が、州議会と聞いてびっくりです。

 昼食は州議会のそばにあるレストラン。夜は居酒屋としてにぎわうとのこDSC00315.JPGと。スペアリブを頼むと、こしょうのきいたソースがたっぷりかかった骨付き肉。美味でしたが、ボリュームがすごい。この数日、肉、肉、肉という感じです。

 午後にはヘッセン州政府を訪ねて、ルチア・プットリッヒ連邦・欧州問題担当大臣と懇談。ここでも難民問題が話題の中心。同州でも毎日1000人の難民を受けて入れており、当面の住居の確保から言語教育や就労の問題など様々な課題と取り組みについてお話しがありました。

DSC00327.JPG 私は、「難民の受け入れを人道的に支持しているドイツ国民に敬意を表します。一方、難民の就労の多くが低賃金労働になれば、人権問題であり、ドイツ国民の賃金低下にもつながり、国民の支持が得られにくくなるのではないか」と質問。

 大臣は、ドイツ語教育などの課題を挙げられるとともに「最低賃金制度は難民DSC00330.JPGへの適用を外せという声あったが、適用除外になっていない」とのお話しでした。

 また、原発をなくし再生可能エネルギーに転換することについての質問に対し、大臣自身がかつて州環境大臣を務め、同州の原発を廃止させたことを紹介しつつ、「再生可能エネルギーへの転換については、電気価格の値上がり、発電施設や送電線の建設に対する地域住民の反対など様々な課題がある。しかし、原発事故をうけた脱原発の決断がなければ、再生可能エネルギーへの転換はこれほどまで進まなかった」と強調されました。

 詩人のゲーテは、ヘッセン州のフランクフルトで生まれました。懇談行った会議室にはゲーテの胸像があり、「ゲーテの間」と呼ばれているとのこと。ドイツは街のいたるところに文化の歴史があるとともに、街中や建物の中に現代アートもたくさんあります。

DSC00333.JPG フランクフルトに戻り、欧州中央銀行(ECB)を訪問。最近できたばかりのガラス張りで41階という建物。市内でもひときわ目を引きます。懇談したロスターニョ金融政策局長はイタリア人。リーマンショックによる経済危機への対応や、この間のユーロ圏の経済状況に対応したECBによる金融政策の推移など興味深いお話しを聞くことができました。

 その後、神山在フランクフルト総領事の公邸にお邪魔し、現地情勢についてお話しを聞きながら夕食。20:45発の羽田便に乗り込み、約11時間半のフライトで帰国します。

 

 

 DSC00278.JPG参院のドイツ派遣3日目。今朝もホテル周辺をお散歩。朝は7℃で、日本では11月上旬並みの気温です。ベルリン市内中央部にある広大な公園ティーアガルテンを歩きましたが、公園というよりも森です。散歩やジョギングする人、自転車が通勤・通学する人などが行きかいます。実に清々しい!

  今日から中川議運委員長が合流。午前中にブフィエ連邦参議院議長を訪問して懇談しました。連邦参議院は州を代表する機関で、連邦議会が可決した法律DSC00287.JPGのうち、州の利害に密接に関係する法律は連邦参議院の同意がなければ成立しません。

 その構成員は、直接選挙で選ばれるのではなく、人口比に応じて各州3~6人の州政府代表団(州首相、州閣僚及び州政府次官等)によります。その評決権は州政府の政策方針に基づき、各州代表団のうち一人が一括して行使します。

 連邦参院議長は各州首相による輪番制で、ブフィエDSC00290.JPG議長はヘッセン州の首相であり、キリスト教民主同盟の全独副党首でもあります。議長は東西ドイツ統一の収支決算は相対的に大成功だったとし、今日、ヨーロッパでリーダシップを持ち、様々な問題の解決への貢献が求められていると強調され、難民問題を多く語られました。終了後、議長を冠婚で記念撮影し、連邦参議院の内部を視察しました。

 連邦参議院のすぐ近くに「ベルリンの壁」が保存されています。たくさんの観光客が訪れていました。61年DSC00301.JPGに東ドイツ政府によって建設され、89年まで西ベルリンを取り囲んでいました。乗り越えようとして射殺された人は西側が確認しただけで70人に及ぶとのこと。89 年11月9日に押し寄せた群衆により崩壊が始まりました。 

 続いて中根駐独大使の公邸にお邪魔し、ドイツ情勢等についてお話を聞きながら昼食を取りました。久しぶり日本食!

DSC00308.JPG 午後には、連邦議会を訪問し、警備担当者との意見交換した後、議会内を視察。1894年にドイツ帝国の議会として完成したもの。大戦の激戦で破損したままになっていましたが、71年から歴史博物館、99年に首都機能移転に伴い連邦議会となりました。

 屋上にはガラスドームがあり、議事堂内や市内を一望できます。連日一万人もの見学がある人気の場所で、今日も多くの見学者であふれていました。
 
 移動途中にブランデンブルク門に立ち寄りました。かつては二重につくられた壁の間にあり、東西DSC00304.JPGのサムネイル画像両国民とも近づけなかった場所。東西分裂の象徴的な場所として観光客が多いのに加え、10/3の統一記念イベントの準備で周辺はごった返していました。

 夕方には独日友好議員連盟との懇談。シルヴィア・コッティング=ウール議連会長らと意見交換。ここでも難民問題が中心でしたが、気候変動問題も話題となりました。

青空まつり.png 地元左京区の「青空まつり」が宝ヶ池公園で開かれました。会場にずらり並んだ後援会等による模擬店を回ると「テレビ見てたで」「がんばってたな~」など声をかけて頂きました。ありがとうございます!

 民青のコーナーでミニトーク集会の後、中央舞台へ。大門みきし参院議員、大河原としたか参院候補、本田くみ子市長候補とともに挨拶し、戦争法案廃止への闘いを呼びかけました。新しい闘いへ交流を深め、鋭気を養うことができました。

 さて、戦後最長の95日も延長された通常国会の会期は今日まで。私の質問・討論回数は、本会議では6回で、全議員で最多だと思います。委員会では予算、決算、外交防衛、安保特、倫選特、拉致特など39回で、うちTV入りは4回。多くが戦争法案関連でした。

  さあ次の国会に向け闘いと充電だ!

 団総会.jpg戦後最長の95日間も延長され戦争法案が強行された通常国会が事実上閉会しました。朝から各委員での会期末処理が行われ、11:30から参院本会議。その後、議員団控室で山崎議長の挨拶まわりを受けました。

 12:30から閉会の議員団総会。志位委員長が「戦争法案廃止の国民連合政府」の実現への決意を表明し「戦後最悪の安倍政権を一刻も早く打ち倒すために、立場の違いを超えて力を合わせよう」と呼びかけました。最後は全員で「ガンバロー」三唱。新たな闘いを誓いました。

  団総会ガンバロー.jpgその後、先日の参院本会議で自民党議員が日本共産党を犯罪者扱いして中傷し、議員活動を封殺する発言をした問題で、参院自民党の末松幹事長代理、牧野副幹事長が党控室を訪れて謝罪し、問題の発言を撤回しました。

 日本共産党からは小池副委員長、大門、仁比両参院副国対委員長と私が対応。わが党が防衛省の内部資料を国会で暴露したことについて「手にいれた側に違法行為がなかったのか調査せよ。議員は入手方法を明らかにし説明責任を果たせ」などとした暴言は議事録から削除されます。

 15:30からは民主党岡田代表と志位委員長の党首会談が行われ、終了直後にその報告を聞きました。委員長から国民連合政府の呼びかけについて説明し、岡田代表からの質問に答えた和やかな会談。今後も話し合いを続けていくことになったとのこと。さらに他の野党との党首会談も行われます。

 シルバーウィークも明け、延長された国会も事実上、あと二日。会期末の諸課題への対応についての打ち合わせなどが続きました。

 午後には日本弁護士連合会の憲法問題対策本部長代行の山岸良太弁護士、参院安保法制特別委員会の地方公聴会で公述人を務めた水上貴央弁護士らが議員会館に来られ、仁比議員と共に戦争法廃止に向けた運動について意見を交わしました。

 日弁連は、戦争法案反対の意見書を出し、すべての地方弁護士会が宣伝行動や集会に取り組むなど各地の運動と共同を広げるうえで大きな役割を果たされ、強行採決に抗議し戦争法廃止を求める会長声明を発表しています。

 この間の運動の経験や地方公聴会の報告を委員会審議にいかすことなく強行採決した問題など様々な話題となりました。私は「日本共産党は戦争法廃止の国民連合政府実現への呼びかけを発表しました。これまでの運動を生かして、大きな世論で安倍政権を包囲していきたい」と表明。山岸氏は「戦争法廃止は憲法課題として大事にしていかなければならない。日弁連として今後の取り組みを真剣に考えていきたい」とのべられました。

 夕方には議員団会議。会期末国会の諸課題の報告と共に、この間の「戦争法廃止国民連合政府」の呼びかけに基づく取り組みや反応を交流しました。

 

 未明の本会議での戦争法案の採決の後、宿舎に戻ったのは5時前。少し仮眠をとり、11時から党本部で開かれた幹部会に出席。「戦争法廃止国民連合政府実現の呼びかけ」についての提案が常任幹部会から行われ、午後から開かれた四中総で全会一致で確認されました。

 会場では本部の役員や全国の県委員長らから、「本当にお疲れ様でした」「討論をみていましたよ」など握手を求められました。三日間、あまり寝ていないうえ、本会議で声を上げ続けていたので、声はガラガラです。

 戦争法廃止国民連合政府実現の呼びかけは、全国での国民の声とたたかいに応えたもの。さっそく大きな反響呼んでいます。実現に向け、新しい闘いが始まりました。

 18日の10時から開かれた本会議でまず、山崎正昭議長不信任案の審議が行われ、日本共産党から私が賛成討論に立ちました。続いて総理問責決議案も提出され、午後に山下芳生書記局長が賛成討論。いずれも与党の多数により否決されました。午前中に開かれた6野党・会派の党首会談にもとづき内閣不信任決議案が提出されたため、参院本会議は問責否決の後、14:43に休憩にはいりました。

国会正門.jpg 16:30から開かれた衆院本会議で志位委員長が内閣不信任案の賛成討論にたちましたが、与党の多数で否決。この間、国会周辺はずっと抗議のデモに囲まれています。18:30に国会正門前の「総がかり行動」の集会に行き、民主、社民の議員とともに「採決など存在しない。本会議での強行許さず廃案へ頑張りぬく」と挨拶しました。

 参院本会議が20:30に再開。鴻池特別委員長の問責決議案の審議に入り、大門議員が賛成討論。否決ののち休憩し、19日の0:10から再開され、戦争法案の採決に入りました。

 最後の討論者は日本共産党の小池晃副委員長。満身の怒りをこめた討論でした。2:00から投票。「反対」の青い札にこの時間も国会をとりまく国民の怒りの思いを込めて投票しました。結果は与党と一部野党の賛成多数で可決。議場は「憲法違反」「廃止するぞ」などの声で騒然となりました。

 直ちに緊急に国会議員団総会。志位委員長の挨拶を受け、ガンバロー三唱し、議員会館前の総がかり行動の皆さんのもとへ。未明にもかかわらず抗議行動を続ける皆さんに「新しい闘いの始まり、この法律の発動を許さず、廃止しよう」と挨拶しました。

 結局、議員宿舎に戻ったのは5時前。すでに空は白みかけていました。新しい闘いの夜明けです。

未明に理事会を休憩にする際に、そのままの状態に戻ると確認していたのにも関わらず、理事会開会時刻の直前に、自民党理事より「理事会は第一理事会室ではなく、委員会室で行う」との電話。「約束違反だ」と委員会室に走るとすでに鴻池委員長が委員長席に座っています。

 野党理事や委員が取り囲み「だましたのか」と厳しく抗議。騒然とするなか結局、理事会室に移動することとなりました。その場で引き続き協議しましたが結局、一方的に委員会の開会を宣言。そこで民主党理事から委員長不信任動議が提出されました。

 与党は「動議の提案理由説明は五分、討論は三分で理事・オブザーバー会派のみ」との提案でしたが厳しく迫り「時間は常識の範囲内で、希望する全会派の討論」を認めさせました。一つ一つが闘いです。

 民主党理事の提案理由説明、自民、維新の討論に続き、私が賛成討論に立ち、中立・公正たるべき鴻池委員長が与党と一体で強引な質疑打ち切りをやろうとしていることを厳しく批判しました。動画、議事録は本HPでご覧下さい。午後からはNHKが中継しており、この討論にはたくさんの皆さんから励ましの言葉をいただきました。

 討論が終わり、不信任動議は残念ながら否決。鴻池委員長が席に戻りました。民主党の理事が、これからの議事を確認しようと委員長席に近づいたとたん、委員でもない自民党の議員が各方面から一気に委員長席に駆け寄っ委員長を取り囲み、抗議する野党議員の声で場内は騒然。何が起きているのか、だれにもわからない状況の中、自民党委員が何度か立ち上がり、「採決された」と称して、委員長とともに委員会室から退出しました。あまりにもひどいやり方です。

 ただちに野党理事でぶら下がり会見。続いて野党国対委員長で議長に面会し、「何が採決され、誰が賛成し、反対したのかわからない状況。議運で議事録を精査し、確認できなれば本会議は開かないよう」申し入れ。その後、出てきた議事録には「場内騒然、聴取不能」とあるだけで、採決などどこにもありません。

 議運委員会では野党の抗議の中、議運委員長が職権で採決のための本会議を開催。これに対し、民主党が議運委員長不信任決議案を提出したため、その処理から始まりました。

 20:10から始まった本会議では日本共産党から仁比議員が賛成討論。与党の反対多数で否決した後、延会手続きが行われ、0:10から開会。引き続き中谷防衛相問責決議案の審議に入り辰巳議員が賛成討論。この中で、自民党の江島議員が、日本共産党が暴露した自衛隊の内部資料の入手について「違法な手段では」と述べたため、猛抗議し審議が中断。自民党も問題発言だと認めました。2:00に問責決議案否決の後、翌10時まで休憩になりました。

 

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