第190通常国会が終了。さあ参院選です。参院本会議の後、国会議員団総会。志位委員長の挨拶に続き、市田、田村、大門各比例候補が決意表明しました。「すべての一人区での野党統一候補の勝利、複数区での勝利と比例九議席へ日本共産党の躍進を」と全員でガンバロー三唱。
その後、一斉に全国へ散らばりました。私は激戦の沖縄県議選の応援に羽田から那覇へ。米軍基地あるがゆえの女性殺害事件への怒りに燃える沖縄で土曜日まで訴えます!
京大で開かれた「軍学共同」反対シンポジウムに参加しました。安保関連法に反対する学者の会の主催。岡野八代同志社大大学院教授の司会で進められ、広渡清吾・前日本学術会議会長(写真)、井野瀬久美子・日本学術会議副会長の挨拶のあと第一部として「軍学共同の現在と学術の将来と題した池内了・名大名誉教授の基調講演。
第2部は防衛省の安全保障技術研究推進制度をめぐって、武器輸出ネットワークの杉原浩司さん、小森田秋夫・日本学術会議第一部部長の報告。第3部は「大学の学術と財政、現状と問題」と題して、金子元久さんの報告。3時間半があっという間の充実したシンポジウムでした。
会場の法経4番教室は法学部の大講義が行われる場所。ここに3時間半も座っていたのは40年近く前の学生大会以来でした。
午前中は京建労伏見支部の大会と伏見区の春日野支部演説会。シンポの後は上京区の後援会事務所開き。終了後、東京へ。
10時から本会議。18時から青森市での演説会に飛行機を予約していましたが、会館で仕事をしながらふと見ると、昼過ぎの大韓航空機の事故で羽田空港が封鎖に!あわてて新幹線に切り替え、東京駅に向かいました。
飛行機客がほぼ満席でしたがギリギリ指定が取れ、なんとか間に合いました。やれやれです。
演説会では、野党統一候補の田名部まさよさん、元青森放送アナウンサーの大竹辰也さんの挨拶、県弁護士会会長の竹本真紀さんのメッセージなど、共同の広がりを実感できました。いわぶち友、よしまた洋の両比例候補の決意も抜群。意気高いものになりました。
26日は、サミットに外務大臣出席のため外交防衛委員会も開かれず、デスクワークや打ち合わせなどなど。京都府農業会議の草木慶治会長が要請にこられ、しばしの懇談の機会を得ました。
京都を朝出て金沢市へ。日本共産党石川県委員会事務所の竣工祝賀会に出席しました。1億円以上の個人募金を集め、三階建てで地震に強く、明るくて、開かれた、歴史的情勢にふさわしい事務所になりました。
参院野党統一候補の柴田みきさんや民進党の県連代表の挨拶、社民党からメッセージがあったのも画期的でした。参院選挙では選挙事務所にもなる予定。比例候補のたけだ&亀田のWりょうすけと共に、ここを拠点に勝利をと誓いました。
午後は福井市で日本共産党福井県委員会主催の演説会。野党共同の参院選挙区候補の横山たつひろさん(連合福井事務局長)はビデオ出演でしたが、「ピース福井」の共同代表で元「連合福井」会長の花澤和實さんが弁士に立ち、野党共闘の意義を語ってくださいました。元職とはいえ連合の会長を務めた方が日本共産党の演説会に参加されるのはもちろん初めてのこと。
福井でも全国でも勝利のための共同が実現しています。これを勝利に実らせるためにあらゆることをやりつくすことが必要。たけだ良介、山田かずお両比例候補とともに必勝の訴えをし、最後に手を挙げて声援にこたえました。頑張ろう!
終了後、米原まわりで東京へ。
京都市内の右京、西京区で3ヶ所の連続演説会。大河原参院選挙区候補、吉田幸一衆院4区候補とともに訴えました。
どの会場でも京建労の方から、アスベスト訴訟の訴えがありました。右京でお聞きした亡くなった原告の奥さんの涙ぐみながらのお話に国のメーカーの理不尽に改めて怒りがわきました。
そして、この訴訟の弁護団をつとめ、初めてメーカーの責任を認めた画期的京都地裁判決を勝ち取った「旗持ち」をつとめた大河原さんの決意に、なんとしても参院議員団に迎えたいとの思いを強めました。がんばろう!
午前中はいきつけの美容院。若い人含め、スタッフの皆さんとの話題は舛添都知事のこと。「期待していた舛添さんもこれなら、政治家は誰でも同じかと思ってしまう」「税金払いたくなくなる」などなど。実に罪深い。事実を徹底して明らかにし責任をとるべきです。
外交防衛委で二回の質問。午前の質問では総理が民間経済人を同行して外遊する「トップセールス」問題を質問。第二次安倍内閣で初めて総理専用機に民間人を同乗させ、12回でのべ31ヵ国を訪問、のべ599社1968人が同行したこと明らかに。まるで大企業のセールスマンです。
午後の質問では自衛隊の練習機TC-90をフィリピン海軍に貸与する問題で質問。海自の潜水艦や艦船のフィリピン、ブラジル寄港など四月以降、南シナ海での自衛隊の活動も活発化しています。中国に対するけん制ですが、軍事的対応は緊張を増すだけ。対話による外交的解決こそと求めました。
午後に、参院富山選挙区の野党統一候補の道用えつ子さん(12日に調印予定)が国会に挨拶に来られました。藤野衆院議員と共に懇談し握手。「ふつうの主婦」が、何かしなければと地元の国道沿いでたった一人で「安保法案反対」のスタンディングを始め、だんだんと仲間が広がり、ついにみんなに推されて「市民と四野党の代表」になられました。
市民と野党の共同で立憲主義を取り戻す、今度の参院選挙を象徴するような方。やさしい語り口のなかに、みんなの声を届けたいという強い意志が込められていました。すばらしい!
歴史的な演説会でした! 京都を出て、石川県の白山市、小松市での二ヵ所の日本共産党演説でたけだ良介、亀田良典両比例候補と共に訴えました。
白山市では野党統一候補に決まったしばた未来さんが訴え。素晴らしい候補者です。市民連合の皆さんも壇上に並んで、一緒に声援にこたえました。
小松市では民進党の一川元防衛大臣、社民党の浅村市議が挨拶され、最後まで参加されました。一川さんが防衛大臣時代は厳しいやり取りもしたことがあります。日本共産党の演説会に参加して訴えてもらうことになることが起きるなど、想像したこともありませんでした。
野党と市民の共同が未来を拓くことを実感! かつてない歴史的局面の中での選挙だと改めて実感します。
終了後、小松空港から羽田へ。19:30に宿舎に到着し、すぐに近くのプールへいってひと泳ぎ。リフレッシュして今週の国会に臨みます。