「連歌デモ」の河津聖恵さん/遺棄化学兵器/メルボルン事件の記録出版記念会

 原発反対の意思を短歌に詠み続けていこうとツイッターを活用して「連歌デモ」を呼びかけてきた詩人の河津聖恵さんが議員会館に来訪。刊行したばかりの「連歌デモ集 vol.1」を届けてくださり、懇談しました。

 「詩壇の芥川賞」とも言われるH氏賞を2003年に受賞した河津さん。実は大学の二年後輩にあたり、彼女は文学部でした。朝鮮学校へも高校授業料無償化の適用を求めて韓国の詩人らとともに「アンソロジー」をまとめる運動に取り組まれたときに連絡をもらい、以来、メールでのやり取りをしてきました。

 直接会ったのは大学卒業以来ですから32年ぶりです。金曜日の官邸前デモに参加したときのことが今朝の赤旗に大きく報道されています。ツイッター等で寄せられた連歌はすでに約4000首に達しており、1万首をめざして順次、1000首ごと刊行していく予定だとのこと。

 官邸前デモは一人ひとりが自らの言葉、自らの思いを表現する場を提供するという点で、これまでにない新しい民主主義のスタイル。この連歌デモも、ネットの世界で場を提供し、一人ひとりの表現をつなぎ合わせていく――現代の、新しい民主主義の形です。そんなことやら、学生時代のことやら楽しく懇談しました。

 今日は、宿舎でゆっくり掃除や片付けしてから昼前に議員会館へ。河津さんの来訪受けた後、15時から戦争中に日本軍が中国各地に遺棄した化学兵器による住民被害の救済を求める「化学兵器問題の解決を考える院内集会」に参加。

 その後、新幹線で大阪へ。大阪弁護士会館でひらかれた「メルボルン事件個人通報の記録」出版記念会に参加。オーストラリアで観光中の日本人が、麻薬取引事件に巻き込まれ、無実を訴えたものの懲役15~20年の実刑判決をうけた事件。

 国際自由権規約に基づく公正な裁判が受けられなかったとしてジュネーブにある自由権規約委員会に救済を求めて個人通報を行いました。日本は個人通報制度を定めた選択議定書を批准していないので、日本人として始めての個人通報となりました。

 その経緯や実務資料をまとめて今回、出版されました。私も、この問題を質問したことがあり、協力した国会議員としてただ一人、同書のなかで紹介していただきました。会には、当事者として服役した方や弁護士、学者、支援の皆さんなど参加され、個人通報の経緯や教訓、日本でも個人通報制度の早期実現を求める声など、様々、発言が続きました。私も一言、挨拶しました。
 終了後、自宅へ。22:30着。

 さて、27、28の二日間、日中国交回復40周年記念の

 この間、様々な日中間の行事が中止になっていますが、このレセプションは開会されるとのことだしたが、けさ