参院選挙後の臨時国会が8月3日に召集されます。政府・与党は一切審議せず、わずか三日間の会期という方針ですが、とんでもないこと。コロナ感染の急拡大、物価高騰対策、安倍元総理の国葬や統一協会問題など課題は山積み。国会が長い夏休みをとっている場合ではなく、十分な会期をとって議論すべきです。
安倍元総理殺害事件を通じて大問題になっているのが旧統一協会のこと。私がこの組織と最初にぶつかったのは学生時代の1978年京都府知事選挙でした。それまで「原理研究会」という統一協会の学生組織が学生を勧誘し、霊感商法に駆り出すことが行われてしましたが、この知事選挙では統一協会と一体の組織である「国際勝共連合」が悪質な選挙妨害や反共デマ宣伝を繰り広げたのです。夜遅くまで反撃ビラを配布したことなど思い出します。
これを期に自民党等に浸透していることは知っていましたが、選挙後の報道や告発で、自民党の改憲案や同性婚反対の主張が勝共連合の主張と同じであることなど、ここまで深く政治に食い込んでいることには改めて驚いています。
それにしても日頃、反韓国の発言を繰り返している議員が、反社会的集団であり、日本で資金調達をして韓国の本部に送ることを「教義」とする統一協会の集会に参加して天まで持ち上げる発言をしている映像はおぞましい。
党として徹底追及していきます。(「愛知民報」2022年 7月29 日)