今週は内閣委員会で2回の質問に立ち、男女間の賃金格差と国家公務員の常勤職員と非常勤職員との処遇の格差という2つの格差の是正を求めました。
生涯で一億円の差がある男女の賃金。女性たちの長年の取り組みや日本共産党の質問により、男女賃金格差の把握・公表が企業に義務づけられました。質問では、公表を徹底すると共に、格差是正の法的措置をとっているEUやイギリス、フランスの例を紹介し、格差の公表にとどまらず是正のための具体的措置を検討すべきと小倉將信女性活躍担当大臣に迫りました。
小倉大臣は、「男女間の賃金格差の是正は女性の経済的自立の実現に向けた最重要課題だ」とのべ、「委員が挙げられた諸外国の動向も参考にし、各省庁を強力に後押しし、実効性ある施策について議論を進めたい」との答弁でした。
さらに、ハローワークの相談員はすべて非常勤職員である「期間業務職員」で、常勤職員と同じ業務を担いながら雇い止めの不安に脅かされていることについて現場の職員の「安心して働きたい」という声も示し河野太郎国家公務員制度担当大臣に改善を求めました。
一回目の質問の後、自民党の議員から電話があり、「今日の質問、非常に的確で素晴らしい質問で感激した。いつも女性活躍推進の問題を取り上げている共産党や井上議員の質問は注目している。与野党問わず前進させるべき問題と思っている」との激励。うれしいなあ。
格差是正を強く求めていきます。(しんぶん「赤旗」東海北陸信越版 22.11.12付)