26日から始まった通常国会。開会前日に衆院に続いて自民党の参院国対委員長も辞任し、冒頭から異例の展開になっています。開会日には政府四演説が行われませんでした。裏金問題での説明や質疑なしに総理の演説は聞けないと日本共産党などが主張し、「政治とカネ」の予算委員会集中審議の翌日に四演説を行うことになったのです。
さらに各委員会の委員長や理事について裏金に関与した議員の交代を要求。参院では五人の委員長が交代しました。裏金関与議員は「恥ずかしくて表に出せない、出られない」という状況にまで国民の怒りが自民党を追い詰めています。
自民党は「派閥の解消」でことを収めようとしていますが、裏金を誰がどのように集め、何に使ったかは明らかにされていません。関係議員全員の証人喚問を行い、帳簿も提出させ徹底解明しなければなりません。
同時に金権腐敗の根を断つ必要があります。開会日にパーティー券を含む企業団体献金全面禁止法案と政党助成法廃止法案を参院に提出しました。
金で動く政治を終わらせ国民の命・くらし第一の政治を!大軍拡も万博もやめ能登半島地震の支援に集中を!全力でがんばります。(「愛知民報」24年2月4日付)