essay つれづれぐさ

ホーム の中の essay つれづれぐさ の中の 歌詞に込められた意味

歌詞に込められた意味

謡「チューリップ」の歌詞に込められた意味をご存じですか。

議員会館の部屋で水栽培をしているチューリップ。四年前に砺波市にある富山県花卉球根農業協同組合を訪問して大雪やコロナの被害などについて懇談して以来、同組合の球根の通信販売を利用するようになり、毎年楽しみにしています。

 満開となったチューリップを見た方から「作詞者は『しんぶん赤旗』登場されていたようですよ」と聞きました。調べてみるとその通り。そして、「さいたさいた チューリップの花が ならんだならんだ 赤 白 黄色 どの花見てもきれいだな」という歌詞には、それぞれ個性があり、大切にされるという作詞者の近藤宮子さんの思いが込められていることも知り、うれしくなりました。

 1970年のしんぶん赤旗に掲載された近藤さんのインタビュー記事を取り寄せました。教員をしていた夫は治安維持法によって検挙されていたと話されていて驚きました。戦前、弾圧に屈せずに平和と民主主義を掲げて闘った皆さんが、一人ひとりの個性が尊重される社会の実現を望んでいたことに感動しました。

 私も先日の内閣委員会で、同性婚を認めないのは違憲だというこの間の四つの高裁での判決や、同性婚を認めるよう勧告した国連女性差別撤廃委員会の総括所見を示し、三原じゅん子共生社会担当大臣に同性婚の法制化を政府として進めるよう求めました。

 個性を花開かせ、多様性を認め合う社会の実現をめざします。(しんぶん赤旗東海北陸信越版 25.3.22付)

ページ最上部へ戻る