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ジェンダー平等へ、ただしていく

ジェンダー平等実現を求めて二つの質問。一つは市役所などに生理用ナプキンを置いてほしいという、日本共産党の吉田紋華・三重県議によるXの投稿に対しての、殺害予告メールを含む誹謗中傷についてです。

いわゆる「生理の貧困」対策は国や地方自治体も取り組んでおり、内閣府は「女性の健康や尊厳に関わる重要な課題」と答弁。にもかかわらず発信を攻撃することは「女性への人権侵害であり、ミソジニー(女性蔑視)だ」とただすと、三原じゅん子男女共同参画大臣は、「脅迫などの言動は、人権を侵害するもの」「女性蔑視、女性差別は、政府が第五次男女共同参画基本計画において掲げる、男女の人権が尊重され、尊厳を持って個人が生きることのできる社会の実現に沿うものではない」と答弁しました。 

 もう一つは駅などの女性トイレでの長蛇の列について。女性の使用時間の方が長いのに、男性便器が女性の一・七六倍となっていることが原因です。しかし昨年12月、能登半島地震の教訓から避難所の運営指針が改定され、国連のスフィア基準を「満たすべき基準」とし、「女性用と男性用のトイレの割合は三対一」と明記されました。 

 これを踏まえ、避難所だけでなく公共施設やイベントでの男女トイレの設置の目安を示すべきと求めると、三原大臣は、「できる限り待ち時間の男女の均等化が図られるよう努められることが望ましいことを自治体に周知して参ります」と答弁。

 これからも質問を続けます。(しんぶん赤旗 東海北陸信越版 25年4月19日付)

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