27ヵ国訪問記

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中東見聞録

マーヘル外務大臣との懇談

 夕方外務省を訪れ、マーヘル外相との懇談を行いました。

 明日から当地でアラブ外相会議が行われるというあわただしい中での懇談で、私たちのとの懇談の前にイラク、レバノンの外相との会談もあり、予定の時間より遅れて始まりました。

 外相は、日本の中東地域における役割は経済的にも政治的にも増大していると切り出し、最大の問題はパレスチナ問題だと強調。イスラエルに対し、その行動をやめるように日本も働きかけてほしいと要望しました。この中で外相は、イスラエルの政策こそがイスラエルの治安を脅かしているとのべ、アラブは公正な平和を求めていると述べられました。

 また、国連決議の枠内での解決を求め、その立場からイラクへのアメリカによる攻撃に反対だと表明されました。

 一連の中東諸国の首相、外相との会談で、いずれもイラク攻撃への反対が表明され、中東和平のための日本の貢献を求める声が強く出されたのは大変、印象的でした。

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