27ヵ国訪問記

ホーム の中の 27ヵ国訪問記 の中の 国連核兵器禁止条約交渉会議 の中の 核兵器禁止条約交渉会議2日目/中満・国連上級代表

国連核兵器禁止条約交渉会議

核兵器禁止条約交渉会議2日目/中満・国連上級代表

非暴力.jpg国連核兵器禁止条約交渉会議二日目。10時からの開会前に、国連本部前の非暴力を象徴するオブジェの曲がった銃の前で、笠井、大平議員とパチリ。

 朝、最終案が提案され、10:25から始まった会議でエレン・ホワイト議長が、明日10時からの会議で採択する議事日程を宣言。 この後、オーストラリアの緑の党の国会議員(写真)など市民社会の代表三人が発言し、今日は散会。

オーストラリア.jpg 一部の報道で、核兵器禁止条約に「使用の威嚇」が盛り込まれたことで、核兵器国等の参加を困難になったとの論評もあるようです。しかし、ドゥアルテ氏も昨日、懇談で述べられたように、武器による威嚇は国連憲章で控えるとしているものであり、核兵器の使用の威嚇を認めることは国連憲章に反するものです。

 しかも、条約には核兵器国の今後の参加に二つの道が盛り込まれており、門戸を開いたものとなっています。禁止条約制定という歴史的事態に対し、核兵器国の真剣な検討が求められています。 

アイルランド.jpg 終了後、アイルランドの軍縮・不拡散局のバーンスタイン副局長と懇談。同国が核兵器廃絶に熱心に取り組んでいる理由について、イギリスから独立した同国がその精神を外交に生かしていること、広島・長崎の惨状を見て紛争の平和的解決の必要性を感じていると語られました。 

 午後は米国の平和団体「ピースアクション」や「ピース&ジャスティス」の若者、ピースボートの川崎哲さん、国連軍縮担当特別代表の中満泉さんらと懇談。

 IMG_1711.JPG中満さんは核兵器禁止条約の採択について、市民社会の取り組みに謝意を表し、核兵器国との対話の促進に期待を寄せられました。 

さあ、明日は歴史的な採択の日です。写真はレキシントン通に面したホテルの近くの市街地の様子。

ページ最上部へ戻る