スロバキア2日目。午前中は、ケリー委員長をはじめ国会外務委員会の皆さんと懇談しました。ケリー氏は国際法順守が大事であり、小国にとって死活問題だと述べ、ロシアのクリミアやウクライナ進攻は重大な国際法違反だと指摘。スロバキア政府がウクライナ避難民の受け入れと住宅、教育、就労などの支援を行っていることを紹介されました。
その上で、米国のイラク侵略やNATOのユーゴ空爆は国際社会の批判が弱かったとのべて「判断基準が違ってはならない」と強調されました。委員長主催の昼食会にもお招きいただき、さらにさまざまな問題で意見交換ができました。
昼食会前に、国会内やブラスチラバ城を視察。国会のすぐそばをドナウ川が流れ、対岸のオーストラリアの町並みがよく見えます。首都でありながら、二つの国と接している都市は世界でブラチスラバだけとのことです。
昼食会後にはUNHCRのスロバキア事務所を訪問してウクライナ避難民支援のご苦労や課題、要望をお聞きしました。ウクライナの成人男性は国外に出られないので避難民の81%は女性と子どもです。
それに伴う困難を質問しました。親と離れ離れになった子どもが人身売買の被害にあうことや、保育施設に入れなかったり、一人での子育てのためにフルタイムでの就労が困難で、在宅での仕事を探すなどしているとのことでした。