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憲法と命輝く日本を(『女性のひろば』2025年3月号)


2025年参院選 日本共産党比例5候補 ワンチームで国会へ!

井上さとし 活動地域=北陸信越・東海・京都

憲法と命輝く日本を

 私は初当選以来4期24年間、憲法と命輝く日本をと掲げてきました。それを阻む自民党政治の壁が昨年の選挙で衆議院では崩れたのです。今度は参議院でも自民党の壁を崩して、本当に憲法が生きる新しい政治をつくりましょう。
 能登半島地震から1年、私は元日に能登の被災者共同支援センターで追悼と再生への夕べに参加しました。犠牲者に黙祷し、住民本位の復旧・復興を誓い合いました。
 地震の復興が大きく遅れるもとで9月の豪雨が被害を大きく広げました。避難所では、地震で金沢に8カ月間二次避難をしていた、やっと仮設住宅に入れると戻ってきたらまた豪雨被害だ、心が折れる、見捨てられたような気持ちだ、という声を聞きました。こんなことを言わせること自体が政治の責任です。
 地震、豪雨という未曽有の複合災害で、さらに半島という難しい地理的条件もあり、高齢化、人口減少、自治体リストラで自治体職員も削られてきた、マンパワーが決定的に不足しています。従来のやり方を当てはめたのでは希望ある復興はできません。能登の実態に合わせた思いきった支援をすることこそ政治の責任です。
 ところが、補正予算を見てください。補正予算としては過去最高の軍事費の一方、復興のための予算はその3分の1でした。多くのみなさんが物価高騰で苦しんでる時にまともな対策はないのに、半導体の一企業のために1兆円もつぎ込むという。選挙での審判があっても金権政治に対してまともな反省はありません。結局こういう政治のもとで被災者の声もみなさんの声も届かなくなっています。こうした政治を変えようではありませんか。

●被爆2世として

 今年は被爆80年です。私は広島に育った被爆2世として核兵器廃絶をライフワークとしてきました。昨年、日本被団協に対してノーベル平和賞が贈られたことはほんとうにうれしい。私は、核兵器禁止条約が採択された国連会議に参加しました。当時、参加した政党は日本では共産党だけでしたが、みなさんの声が広がり、世界で条約採択が増える中で、アメリカの核抑止に頼る政党であっても、少なくともオブザーバー参加をするべきだという声が広がっています。しかし、これに反対してるのは自民党です。

 今度の参議院選挙で、核兵器禁止条約に参加をする日本、核廃絶の先頭に立つ新しい日本をつくりましょう。どうぞその願いを日本共産党へとお寄せください。

**1958年山口県生まれ。参院議員4期、参院幹事長・国会対策委員長。京都大学法学部卒業。国会議員秘書、しんぶん赤旗記者などを経て2001年参議院議員初当選。趣味のサッカーではサッカー国会議員チームに加わり、韓国、中国、イングランド、ロシアの国会議員チームとの試合にも出場。**

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