・二院制に関する参考人質疑で、東京経済大学現代法学部教授・加藤一彦参考人、東洋大学法学部教授・加藤秀治郎参考人に質問。
- 会長(小坂憲次君)
ただいまから憲法審査会を開会いたします。
参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
日本国憲法及び日本国憲法に密接に関連する基本法制に関する調査のため、「二院制」のうち、二院制の存在意義について、本日の審査会に東京経済大学現代法学部教授加藤一彦君及び東洋大学法学部教授加藤秀治郎君を参考人として出席を求め、その意見を聴取することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
- 会長(小坂憲次君)
御異議ないと認め、さよう決定いたします。
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- 会長(小坂憲次君)
日本国憲法及び日本国憲法に密接に関連する基本法制に関する調査を議題とし、「二院制」のうち、二院制の存在意義について参考人の方々から御意見を聴取いたします。
この際、参考人の方々に一言御挨拶を申し上げます。
本日は、御多忙のところ本審査会に御出席をいただきまして、誠にありがとうございました。審査会を代表いたしまして心から厚く御礼を申し上げます。
これまでの経験を踏まえた忌憚のない御意見を賜り、今後の調査に生かしてまいりたいと存じますので、よろしくお願いを申し上げます。
本日の議事の進め方でございますが、加藤一彦参考人、加藤秀治郎参考人の順にお一人十五分程度で順次御意見をお述べいただいた後、各委員からの質疑にお答えいただきたいと存じます。
なお、御発言は着席のままで結構でございます。
それでは、まず加藤一彦参考人にお願いをいたします。加藤一彦参考人。
- 井上哲士君
共産党の井上哲士です。
今日はお二人の加藤先生、本当にありがとうございます。
まず、加藤一彦参考人にお伺いをいたします。
各国の状況で、経済的な国力と人口規模に着眼した場合に一院制採用がもう中国だけだと、こういうお話がありました。つまり、一定の経済力と人口規模があった場合に二院制が採用されているということの理由ですね、どういう根拠があるのかということをもう少し詳しくお願いをしたいと思います。
それから、両院制の四つの実質について、それぞれ参議院の存在意義にどの条項が当たっているのかという整理は大変分かりやすくて参考になったわけですが、その際に、この保障、保障というか土台には参議院が全国民の代表機関ということがあるんだというお話がありました。
先ほど来出てます定数、一票の格差の是正の中で、参議院においても言わば地域代表制的な要素を入れるべきだと、場合によっては憲法条項を変えてでもという議論があるんですが、そうした場合に、こういう参議院の持つ、この二院制における存在意義が薄れていくというようなことにお考えなのか、その辺ちょっとお考えをお聞かせいただきたいと思います。
それから、加藤秀治郎参考人にお聞きしますが、私たちは、今の議院内閣制の下で一院を構成する多数政党がそのまま内閣を構成するわけですから、それに対するやっぱり国会のチェック機能というのが一院制では事実上なくなってしまうんじゃないかと、こう思っておりますし、昨年末の総選挙結果などを見ましても、今の選挙制度の下で少数の支持の下でも相当多数を取るというようなことを考えたときに、やっぱり民意の多様な反映ということを保障する制度として二院制が非常に大事だと思っているんですが、そういう民意の多様な反映を国会で担保していくという点での必要性についてはどのようにお考えなのか。この点をお聞きしたいと思います。
- 井上哲士君
余り納得しませんが、時間ですので、終わります。