外交防衛委員会(雇用及び職業についての差別待遇に関する条約(ILO第111号条約)の未批准問題)
・国際労働機関(ILO)の8つの基本条約のうち、「雇用及び職業についての差別待遇に関する条約」(第111号条約)の未批准問題をとりあげた。採択から64年が経過し加盟国の94%・175カ国が批准する同条約に日本が常任理事国でありながら未批准だと指摘しその理由を質した。鈴木貴子外務副大臣は「締結の重要性は認識しているが、国内法制との整合性を慎重に検討する必要がある」と答弁。姿勢が後退したのではと質すと、鈴木氏は「早期締結が必要とのスタンスに変わりはない」と述べた。厚労省総括審議官は条約に抵触する可能性のある法令は7本あるとして公務員の政治的見解表明の制限、性に基づく保護などをあげた。「性に基づく保護をあげたが、むしろ日本は母性保護条約を批准しておらず、国際的に遅れている。156カ国中120位というジェンダーギャップ克服のためにも具体的検討を促進して早期批准すべきだ」と主張した。
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2022年・208通常国会
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