災害対策特別委員会(能登半島地震 ― 輪島塗産業の復興支援) ・能登半島地震で深刻な被害を受けた輪島塗の再興のため、支援制度を輪島塗の特性に合わせて柔軟に適用すべきだと求めた。輪島塗は120以上の工程からなり、漆を塗る工程では頻繁に状況を確認する必要があることなどから、多くの職人が自宅の一部を工房としている。2月8日に輪島漆器商工業協同組合を訪問した際、「なりわい再建補助事業」での仮設工房整備を職住一体施設にしてもらいたいと強い要望があり、仮設工房に生活スペースを設けたり、仮設住宅を工房に隣接させたりすることを可能にすべきだと主張した。また、仮設工房の仕様とされる「プレハブ工法」では、漆塗に必要な湿度管理が困難との声も上がっているとして、木造の仮設工房も可能にすべきだと指摘。上月良祐経済産業副大臣は「自治体は特性に応じ最適となる仮設の立地を検討と承知」と述べた上で、「被災者に耳を傾け、きめ細かく対応していく」と答えた。 ( 2023年・213通常国会 )| 記事を読む